「かたちのないもの」をつくる
有限会社五反田制作所は書籍・雑誌、ウェブサイトなどの、いわゆる「コンテンツ」をつくる編集プロダクションです。書店で流通している印刷媒体が中心ですが、電子書籍やウェブサイトを手がけることも増えています。ご時世ですね。広告連動やマーケティング戦略に関連した企画・制作も守備範囲です。
電子出版やウェブサイトなど、時代とともに変化するメディア環境に適合するコンテンツづくりに注力しています。
【制作】とはおおむね「かたちのないもの」をつくることを意味するようです。『大辞林』(ネット版)には「芸術作品などを作ること」ともありますが、こちらは守備範囲ではありません。
「おもしろいもの」を「わかりやすく」つくる
書店の店頭で、「おもしろそう」と手にとってもらい、内容を確かめてレジまで持っていって財布を出してお金を払ってもらう。市販の書籍や雑誌には、このプロセスが必ずあります。そんなフィールドで揉まれてきた当社ですから、見て読んで「おもしろい」「わかりやすい」ことが大前提。ここに当社のコアコンピタンス(競合他社にない能力)があると自負しています。
「おもしろければいいのか」と突っ込まれそうですが、そうではなく中身をきちんと理解してもらうためには「おもしろくなくてはダメ」なんですね。どんなに役に立つ情報も、ためになる内容も、手にとって読んでもらわないと存在しないも同然です。読者(ユーザー)にどう興味をもってもらうか、伝えるべき内容をどう届けるかに、一朝一夕には埋めがたいノウハウがあります。
年を追うごとに「本が売れない」「出版はもうダメなんじゃないか」と嘆く声が大きくなっています。たしかに昔のように札束を刷るように増刷がかかることは激減しました。派手な海外取材も消滅して久しく、そんな時代もあったねといつか笑って話すしかありません。
ここ数年のサバイバル局面ではとくに、「おもしろいか」「わかりやすいか」は、今の読者(ユーザー)が判断すること。謙虚に世の中に向き合うことが肝要かと。
旨い寿司店、居心地のいい居酒屋のように
寿司店でも居酒屋でも、大資本が手がけたお店もあれば、個人経営のお店もありますよね。大資本による飲食店を否定するつもりは毛頭ありませんが、当社の目指すのは個人経営の旨い寿司店、居心地のいい居酒屋です。すなわち第一義は、読者やユーザーが興味をもって読んでくれること。同時にクライアントの方々に喜ばれて信頼されること。
お客様の注文に応えるのは当然として、「こんなの、どう?」とカウンター越しに提案できる編集プロダクションを目指しています。